米国では一昨日アルファベット(グーグル)が超高速の量子コンピューターチップを開発しました。新型量子チップ「Willow」は宇宙誕生から現在までの年月がかかる作業を5分で処理できるという優れものです。
更に、この量子ビットは、高速である反面エラーを起こしやすく、信頼性の確保から実用化に問題がありました。しかしながらアルファベット(グーグル)はエラー率を低下させる方法を発見したそうです。
昨日はアップルが人口知能(AI)専用のサーバーチップを開発しており、同チップのネットワーキング技術でブロードコムと協力しており、同チップのコードネームは「Baltra」、2026年までに量産の準備が整うそうです。AIプロセッサーで圧倒的強さを誇るエヌビディアに対抗する立場が浮き彫りとなりました。
また、イーロン・マスク氏率いるテスラの時価総額の8割が宇宙開発を担う未上場のスペースXであることも報告されました。これがイノベーションを常に巻き起こす米国ハイテク企業の強さです。
多少バリュエーションが高くても買いの手が治まらないのも理解できます。ハイテク企業の集まるNASDAQは遂に2万ポイントを越えました。
マグニフィセント7に比べれば、時価総額、研究開発費でも見劣りする日本企業には、なかなかこれ程の革新的材料は出にくいかと思われますが、それでも個別銘柄にはその企業努力からの好材料が出始めております。
昨今、日本の上場企業も東証の改革要請から、経営幹部からの意識改革は確実に進んでおります。プライム市場から分かり易く始まりましたが、オーナー経営の多い新興市場でも以前から掲げるオーナーの意識改革が確実に情報開示されて来ております。
直近の海外マネーの新興市場買いもその評価の表れと思われ、益々企業業績とともに、株主還元、経営計画などのアイアールを吟味するところであります。
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