米国では今週製造業、非製造業の景況感、更に雇用に関する重要指標が続きます。現状では強い数値が並び、それでもFRB理事のハト派発言も伝わり総じて判断の難しい展開となっております。
経済の強い指標出ていてもFRBでは雇用が緩やかに減速しているとの認識を持っており、ここの兼ね合いで来週のFOMCでの利下げがあるか?現状での米国市場での織り込みは6割ほどと伝わっております。
週末の本丸雇用統計を見ないと方向感は出ないと思いますが、それでも米国市場は強い展開が続いております。東京市場がPER15倍台でもたついているところ、米国市場は25倍に届きます。
米国はバブルだという輩もおりますが、成長性を考えると世界の市場でお金を落とすとすれば米国市場という帰結のようです。
更に強権トランプ大統領の誕生も米国市場には追い風です。アメリカファーストですから、世界を蔑ろにしても米国は成長するという構図であり、そこに財政支出を抑えるベッセント財務長官、財政赤字を減らすイーロンマスク氏が加わりますので、インフレを抑えた成長が見込まれ、米国にとってあまり悪いところは見当たりません。
そこに上手く乗っていけば、米国の主要同盟国である日本にも追い風が吹くと思われます。今回の対中半導体規制も同盟国として除外対象になると思われますので、日米関係を石破総理にはしっかりやってもらいたいと存じます。
東京市場は昨日三連騰でいい形になりつつあります。テクニカル分析で有名なアナリスト福永博之氏によれば、株価が上向きの長期中期短期の移動平均線を上抜き、モメンタムも基準値0上回って来ており、上昇トレンドを回復する条件が整い始めたとしております。弊社では更にMACDを追加で見ておりますが全く同意見であり、更に年末ラリーが楽しみであります。
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