今週の米国ではほとんどのファンドマネジャーがクリスマス休暇でお休み、この時期に参加しているのは今年運用成績が悪く、年内とは行かないまでも年末年始で一稼ぎ狙うというのが当たり前のようです。
それでも米国では個人投資家の比率は日本に比べて高いので、市場参加者が全くお休みな訳ではありません。薄いなかでの一稼ぎに意外な値幅が出る可能性も大いにありです。
東京市場でも外国人投資家はお休み傾向ですが、国内ファンド、個人投資家は健在です。昨日も日経平均は先物以上に上昇しており、個別銘柄に資金が向かっている構図に変わりありません。
先週の中央銀行の重要イベントの通過を最後に、注目材料はありませんので、現状の上昇トレンドを持っている銘柄に付いて行く投資戦略で問題ないかと思われます。
年末の税金対策売りについても先週某大手証券の後輩に話を聞いたところ、今年は植田日銀総裁の突然の利上げをきっかけとした8月の大暴落のおかげで、信用口座を利用している個人投資家は大分そこで利益を吐き出してしまい、還付どころではないとの話を聞きました。
また、今年はカレンダーが良く6日間の休みです。米国の休みが終わると日本の休みとなる構図ですが米国も31日、1日は休みなので、日本の休み中米国市場が開くのは2日のみです。いつもより長い休みを気にして年内早売りしなくてもよろしいかと存じます。
トランプ政権のアメリカファーストで株高路線を習う米国と、益々株主資本経営に進み、米国に比べてめっぽう割安な東京市場で、今年以上に株主は優遇されるようになると思われます。慌てて年内に売らなくてもよろしいかと…。
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