米国では再びトランプ氏のサプライズ人事、SEC(証券取引委員会)委員長に暗号資産の推進派で有名なポール・アトキンス氏を指名しました。現在の暗号資産への締め付けから大きく転換することになります。
株式市場にとってはまた新しい材料の提供であり、ポジティブ材料と捉えられ、関連銘柄の騰勢は続くものと思われます。
また昨日は注目のISMの非製造業の景況感が報告されましたが、好不況の境目の50は上回るものの前月比マイナスとなりました。またADPの雇用でも予想を下回る内容でFRBの雇用の緩やかな減速との認識と合致した内容でした。
各発表された内容を踏まえパウエル議長の会見では、米国経済は想定以上に強く雇用リスクも低下しており、利下げペースは慎重に判断出来るとし、更に今後の金融政策でも次の財務長官であるスコット・ベッセント氏と建設的関係を築けると自信を見せました。
パウエル議長の金融と経済の現状に満足しているとの発言も加わり、米国市場は上値取りに自信を深め、主要三指数は新高値を更新しております。米国一強と言われますが、まだまだ続きそうであり米国が良ければ日本にも波及する姿も変わりありません。
その東京市場ですが、昨日で4連騰となり引き続きテクニカル指標も年末高が照準に入ってきました。来週メガSQを迎えますので一声で4万円は厳しいかと思われますが、掉尾の一振が見られそうです。
全体感はそんな感じですが、あくまでも個別物色です。金融が来たり、半導体が来たりと騒がしいですが、派手に見えて腰を据えないと利益に繋がりません。日経平均が上がっているのにと焦る必要もありません。
各銘柄の波動を分析し焦らず押し目買いを貫き、吹き値売りを入れるもよし、先を見据え継続するもよしと考えます。
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