今年は世界を見渡しても選挙イヤーでしたが、どこの政権も苦戦しております。政権与党の惨敗は日本だけではなく、ドイツ、フランスでも同じく惨敗、政権を維持したインドでも楽勝の予想に反しモディ政権も苦戦を強いられました。
各国金融政策でもトランプ大統領誕生により難題を突き付けられます。先週のカナダ中銀の大幅利下げがいい例ですが、先週のECBに続き今週はスエーデン、ノルウェーイングランド、そして日米と金融政策が決まります。何処でも米国の関税に怯えており、各国の緩和ペースにも影響が出そうです。
世界の中心である米国市場は来年トランプ氏の大統領就任とともに、更にその存在を大きくするものと思われます。既に掲げている政策には規制緩和、減税は株式市場にとっては好材料であり、更にインフレを抑えるべく財政についても明確なブレーキ役が存在します。
企業業績を見ても、稼ぐ力を誇るマグニフィセント7に至っては更に伸びるものと思われます。今の生成AIブームはインターネット黎明期のようなものではなくバブルであると想定する市場参加者は7割と少々分が悪いのですが、先日の米「セールスフォース」の好決算を見ると生成AIは既にお金を生むようになっていると思われます。
覇権国家であるロシアは戦争の長期化で疲弊しており、中国は言うに及ばず今の状況をどう脱するかが喫緊の課題であり、全く安心できる状況ではありません。米国一強はさらに拍車がかかるものと思われます。
日本がそこに如何に国益を守り伸ばせるか、石破総理に期待したいところでありますが、外交デビューで各国首脳とは座ったままの握手、隙間時間にはスマホをいじっているようではこの人に日本を任せていいのか思いやられます。
昨日安倍元総理の昭恵夫人がトランプ氏の招待により、彼の邸宅で会食をしたようです。これまでも何度も連絡は取り合っているようで、トランプ氏が個人の信頼関係を重視するというのは有名な話であり、この関係には期待するのは筆者だけでしょうか…。
弊社へのお問い合わせは、お気軽に03-3868-2801までどうぞ。