今年も来週30日の大納会を残すのみとなりましたが、当欄でも指摘申し上げました通り押し詰まってから値幅が出て来ております。4万円に乗せて終わるか大いに期待が高まるところであります。
来年の相場展開は各調査機関で予測が出ておりますが概ね前半安の後半高が示されており、4万2000円から3000円辺りに高値は集中しているようです。
中には経済評論家の森永卓郎氏のように、現状はバブル真っ盛りであり日経平均は来年3000円まで下落するという予想を大々的に公表している輩もございます。森永氏と言えば膵臓癌のステージ4であり、体調が悪いからと言って無責任にも程があると感じる予測のように思います。
PER15倍台の東京市場のどこがバブルなのか?3000円の根拠も示されておりません。筆者がファンでもある森永卓郎氏の息子さんで同じく経済を語る康平氏の予想の方が理路整然としており納得感があります。まあ、立場上父親の予測を真っ向否定することも遠慮がちになるのは分かりますが…。
弱気の極端な例を出しましたが、強気の方ではマネックスグループの広木氏、この方の強気な相場観は常に根拠を分かり易く説明されておりますので、非常に分かり易く納得します。因みに4万5000円の水準です。
トランプ政権がスタートしてまいりますが、大方の予想通り何を言い出すかわかりません。ただ彼の発言は常にディールが基本で最初から優しいところは見せません。現状激しい発言が多いようですが、落としどころは既に用意されているのではないでしょうか。
当欄でも申し上げております通り、高関税の駆け引きを展開する主要国が多いだけに主要同盟国である日本は漁夫の利を得られるものと考えます。
今年も拙い文章にお付き合いいただきありがとうございます。来年も皆様方にとって素晴らしい年でありますよう祈念いたしますとともに、当欄もよろしくお願い申し上げます。
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