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“株のソムリエ”からの勝ちの連鎖術!

防衛関連は平和に対する懸念も、裾野の広いテーマか。

  

NASDAQS&P500の調整局面入りから米国主要三指数は大幅反発しましたが、それでもマクロ要因は晴れておりませんね。為替も146円台まで進んだドル円も少々緩み、次の展開待ちで揉み合い始めた感があります。

 

有事に関しては、いい方向へ向かうかと思われたガザでイスラエルによる空爆が再び行われ死傷者は出ており、ウクライナ、ロシアの停戦に向けて動く米国が、今度はイエメンの親イラン武装組織フーシ派に対する攻撃を開始しました。

 

トランプ大統領もなぜこの時期にあえて新たな戦闘を仕掛けたのか、我々凡人の考えでは理解しかねます。イランの後ろ盾となっているロシアからは、当然米国の武力行使の即時停止と政治的対話要請が来ており、これもディールの対象なのでしょうか。

 

このような状況ゆえ、防衛関連銘柄の物色が一番分かり易い展開であり、米国よりも欧州の防衛銘柄が騰勢を極めております。ドイツの代表的防衛銘柄「ラインメタル」は直近短期で株価倍増しております。

 

東京市場でも防衛関連を筆頭に、材料株物色の流れで個別銘柄に資金は向かっており、SQ通過後の昨日の市場も225に引っ張られる展開ではなく個別の材料株が物色の中心のようです。

 

今週は1819日の日銀政策決定会合、更に20日にFOMCを控えておりますが、恐らく日米ともに政策金利は据え置かれるとの予想が大半ですが、決定会合後の日銀植田総裁の会見がくせ者です。

 

春闘の満額回答が大半を占める中で、先の利上げに前のめりな発言が出ると再び円高を試す展開が予想されますが、ハト派的な内容となればこちらは投機筋の記録的な円買いポジションの巻き戻しにも注意が必要です。

 

トレンド重視の個別株は変わりませんが、欧州の積極財政を巻き込み一変した再軍備計画は市場には材料となりますが、平和ボケした筆者には少々懸念材料です。

 

 

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