米国ではトランプ大統領の毎日の投稿、発言が際立って来ておりますが、非常にアクティブな動きにも目を見張ります。今回の中東訪問ではサウジアラビアから当初6000億ドルの対米投資が1兆ドルに積み上がるとのニュースに加え、カタールからからはジャンボジェット1機がプレゼントされます。
安全保障上の問題を指摘されますが、トランプ大統領は「ただで貰える高価な飛行機を要らないというのは馬鹿だ」と述べ意に介さないようです。変わらずトランプ節炸裂です。
アラブ首長国連邦には、エヌビディア製の最先端半導体100万期以上の輸入を認める検討に入り、サウジアラビアへはエヌビディア、AMDが大規模データセンタープロジェクト向けに半導体を供給すると発表しております。
次から次へと展開しており、良くも悪くも直近これだけアクティブな大統領はなかなかいないのが正直な感想です。関税交渉でもベッセント財務長官の手腕と思われますが、中国の顔を潰さずに期限付きとは言えまとめたところも成果であり、直近の支持率も44%にまで回復しております。
悔しいかな、トランプ大統領が株式は買い場だとした4月の安値、5月の安値も正解というのが現実です。現職の大統領が株式の指南をするというのも前代未聞ですが、米国市場も落ち着いて来ております。
東京市場も昨日の騰落レシオ139は一昨年5月以来の高水準まで過熱しており、全体的にはスピード調整があると思われますが、決算発表は佳境であり決算ラリーには変わりありません。
今週出そろう決算を見据え、外国人投資家に全く出遅れてしまった国内ファンド、アクティブ投信などの資金が、決算精査を終えた個別銘柄へと今後向かうと思われますので、弱気に考える必要はないかと存じます。
結局、羹に懲りて膾を吹いた投資家、は個人、法人問わず乗遅れてしまいました。
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