「見切り千両」「頭と尻尾はくれてやれ」。
株式相場には「売り」に纏わる格言が数多く言い伝えられております。「売り」が難しく、「売り」をうまく使いこなさない限り、海千山千の投資家が参加するマーケットでは生き残れないことの証左でもあります。
下げ相場はびっくりするほど早いものです。「あれよ、あれよ、」と思っているうちに下げてしまいます。「売りは早かれ、買いは遅かれ」と云われているように、買いのタイミングを逃がしても、儲け損なうだけですが、売りの機会を逃すと損失につながってしまいます。
誰でも損切りはしたくありません。「辛抱が身を亡ぼしたる引かれ玉」と云われますが、信念があって我慢をしているのと、損を確定するのを嫌って意地を張っているのでは、同じ我慢でも意味合いが異なってきます。
思惑が外れた事に気が付いているのに、それを認められなくて引かれ玉を抱えていると、さらなる深みに陥る事になります。
投資をする上では、株を買う時点で儲けることばかり考えるのではなく、心の隅には常に想定の逆パターンになったときのことを推測しておき、損でも売らなければならない時には思い切った損切りも必要だと云う事です。
尚、明後日14日(日)は、午前10時から午後2時まで特別投資相談並びに入会受付を行いますので、株式のことなら何なりとお問い合わせ下さい。