経済産業省と東京証券取引所グループは、来年2月をメドに女性が活躍する上場企業10〜20社を選び、“なでしこ銘柄”(仮称)として公表し、さらにそれらの銘柄で株式指数を作る方針を発表しました。
東証1部に上場する約1700社から、まず100社程度を選び、この中から東証が自己資本比率など財務指標の優れた企業を十数社選びます。
銘柄選定では
1.女性の働きを後押ししているか
2.仕事と家庭の両立を支援しているか―などを重視しております。
具体的には管理職に占める女性の比率が高い企業、育児支援制度があって利用者も多い企業、有給休暇の消化率が高い企業などが選ばれる見通しです。
去る8月21日のこのコーナーでもお話をさせていただきましたが、少子高齢化で生産年齢人口の減少が避けられない中、女性の社会進出は経済活性化に向けた政策課題のひとつになっており、「なでしこ銘柄」の選定はその具体化となります。
また、東証としては、株式取引の経験のあまりない女性の個人投資家らを市場に呼び込みたい思いもあり、どうやって銘柄を選んでよいかわからない人が多いことに対応します。
「なでしこ銘柄」で構成する株式指数を作り、市場平均との比較を明らかにするなどして、投資判断に役立ててもらう方針です。
人気化しそうな“新生なでしこ銘柄”探しが、早くも始まりそうです。
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