本日をもって、第三のビールやワインが増税されます。傍らビール・日本酒は減税になり、ゆくゆくは6年後をめどにビール系飲料として税額を統一する予定らしいのですが、筆者自身もこの第三のビールを愛飲している身としては只事ではありません。
またまた財務省の庶民いじめとしか思えませんが、かれらの本音は取りやすいところから取るであります。タバコの税金が毎年上げられているのもこのいい例です。
もともと酒税は1994年2兆1200億円が10年後には1兆3300憶円に、課税数量は1000万?から870万?に減少しております。
数量が13%減少に対して、金額は38%お現象であります。明らかに金額減が顕著でありますが、これはビール各社がその研究に血眼になり、ビール一本にかかる77円というべらぼうに高い税金をいかに節約し、美味しいビールを庶民に届けるかの研究の賜物であります。
金額のわりに数量が減少していないのは、税率の安い発泡酒、第三のビールに庶民が流れたからであります。
そこを狙った(悪漢?)財務省は発売当初ビールよりも売れた発泡酒の税金を上げ、売れるものから徴税しようと試み、これにまた対抗するように日本の優秀なビールメーカーは更に研究を重ね、第三のビールを考案しました。
結果この第三のビールは爆発的に売れ始めるのですが、これに再び財務省が増税という牙を再度向けてくるわけであります。
財務省は今回の増税も「類似する酒類間の税率格差を解消し、税負担の公平性を回復する酒税改革である。」と謳っておりますが、私からすると徴税の鉄則、「税金は取りやすいところから取る」としか思えません。
この国のお役所は、本当に国民の幸せを考えてくれているのでしょうか。お酒のことで小さいことかもしれませんが、菅新政権には庶民の感覚をより一層考慮してもらいたいものであります。
ちなみに私は普段「本麒麟」を飲んでおりますが、何か記念行事などがあると「スーパードライ」です。庶民の小さな嗜みです。
弊社へのお問い合わせは03-3868-2801までお気軽にどうぞ!