10月14日の1368ポイントから、僅か2週間で1161ポイントまで急落した東証マザーズですが、結論から言うと少々走りすぎた調整の範囲かと存じます。
コロナ禍による3月の急落からの相場は、米国ナスダック市場の快走がよく話題に上がりますが、急落時からの上げ幅は東証マザーズが断トツであります。言うなれば、3月からの相場で、世界で一番儲かった市場は東証マザーズであった訳であります。
そしてこの東証マザーズを牽引したのは、逞しき日本の個人投資家であります。弊社のお客様を含め、逆張りの得意な投資家層は3月の底入れを確認するや、すかさず小型株に押し目買いを入れ始め、その後好回転。外人投資家が買い始めた9月初めからはボリュームアップで10月の高値を迎えました。
しかしながら、その後の下げはどうも悪名高き外資系の証券会社が見え隠れしておりました。東証マザーズは先物がありますので、先物を駆使して売りたたき、それに伴い現物市場も大きく下落させる戦略です。
新興市場の個人投資家の信用買い残が膨れていた時期ゆえ、タイミングよく投げ売りに誘導されました。よくあるパターンですが、投げたものはその外人投資家に拾われております。
先物を熟知している外人投資家は、この戦略をよく使います。外資系の調査機関がレイティングに、買いたい弱気、売りたい強気の予想を出すのと一緒で、結論はこの市場が世界で一番儲かっているから、少しでも安く玉を集めたいがためであります。
一昨日も、切り口を不動産市場に向けて東京市場に世界のお金が集まると申し上げましたが、不動産にお金が集まる国の株式市場が上がらない訳はありません。
先進国で感染者が桁違いに少ない日本に運用資金が集まるのは、ことの必然であります。一過性の調整に一喜一憂せず、自信をもって仕込んでまいりましょう。
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