米国の一日の航空機利用客が130万人を超えてきました。昨年3月に新型コロナウィルスの感染が確認されて以降、1日の利用客が10万人を切る状況が続き、昨年10月に100万人を超えて以降順調に客足を伸ばしてまいりました。
世界の新規感染者数も今年1月をピークに現在半減しつつあり、変異ウィルスはあるものの確実にワクチン効果も伝えられると同時に、人の移動も緩和され、懸念された景気の二番底も脱しつつあります。
経済が良くなれば必然的に長期金利は上昇します。当欄でも再三指摘しておりますが、突然の急上昇に史上は驚くわけで、一度頭を冷やし冷静になぜ金利が上がったかを考えれば、至極当然の成り行きであります。少々冷静になったおかげで、先週末既に米国長期金利は大荒れだった2月末の水準を超えてきても、株式市場は至って冷静に新高値を更新しております。
米国を中心に個人消費の回復傾向が鮮明となり、設備投資の好循環も始まりつつあります。そんな中でも雇用は未だ目標値には遠い状況とともに、感染再拡大のリスクも孕んでおり、各国とも財政、金融の総動員の手はゆるめられない状況は継続しております。
経済回復に財政、金融が揃えば、得てして景気過熱を招きます。株式市場にとってとかく悪者扱いされがちな金利上昇も、現状の緩やかな動きはインフレを未然に防ぎ、息の長い景気拡大を続けるには好ましい形ではないでしょうか。
東京市場は昨日も目先のポジション調整がありましたが、個人投資家が乗り辛い値嵩株が調整し内需系バリュー株に資金シフトする理想的な展開であります。金利水準としては既述の通り1.8%ないし2%位までは許容されると思われます。
値幅取りの国策銘柄を用意いたしております。
弊社へのお問い合わせは、お気軽に03-3868-2801までどうぞ。