皆さま、明けましておめでとうございます。少々強風はございましたが概ね晴天にも恵まれ、投資家諸氏におかれえましては、思い思いの良いお正月を過ごされたこととお慶び申し上げます。
さて本日、令和4年の大発会を迎えまして例年同様、今年の見通しについていたるところで賑わいを見せており、以前に当欄でもご紹介いたしましたが、上は3万8000円、下は1万5000円、と開きがありました。
1万5000円という数値を掲げる経済学者からは何時もとんでもない?数値が飛び出しますのでこれは省いても、メディアに登場するアナリスト、経済評論家諸氏の予想の中央値はだいたい3万3000円前後と、昨年の日経平均終値2万8791円からスタートすること15%位の上昇ですから、昨年の5%上昇から3倍位になりますので、やっと東京市場が評価されるようです。
元旦に届けられた日経ヴェリタスにも「寅相場、日本株に虎視眈々」のテーマで参加したアナリスト目標値、3万2700円と掲載されておりましたが、その背景は昨年から言われ続けている出遅れが根底にあるようです。
米系運用会社のブラックロック・ジャパンは日本株に対して、国内経済活動の再開、製造業の生産回復で1、3月期に年率5%台の経済成長を見込んでいるとのことで、この数字もサプライズですが、更に、日本株と米株のPER(株価収益率)の格差は過去に比べて極めて大きく、海外投資家の先物売りで理不尽に安くなっている面があり、いずれキャッチアップして来るとしております。
この見解に筆者も同感ですが、更に加えるならば、実弾となる岸田政権による補正予算がスタートします。新型コロナウィルスの影響で第6波も懸念されますし、オミクロン株についてもいまだ未知数でありますが、外国人の入国は原則禁止であり、観光や出張は手控える動きは当面続きます。
必然的にGDP6割の個人消費は国内に還流します。その傍ら、設備投資についても世界的な流れに乗って半導体、環境などに対する投資も拡大します。昨年とは手の平を返す様な東京市場の好環境を想定してもよろしいかと存じます。
本年も「プラスアルファ」は、皆様方の投資成果向上に向けて、引き続き精進してまいりますので、何卒宜しくお願い申し上げます。
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