注目の米国雇用統計が出ましたが、市場予想40万人のところ19万人に留まり予想を大きく下回りました。傍ら失業率は3.9%となり前月から0.3ポイント改善しました。
分かり辛いですね、ここが悩ましいところであり、失業率は完全雇用に近い数字が出て改善しているにもかかわらず雇用者数の伸びは非常に斑があります。パウエルFRB議長も数カ月にわたりインフレの一過性を唱えていた要因はここにあると思われます。我々と同じ人間が判断している訳ですから、試行錯誤難しいところかと存じます。
米国市場も先週末の動きは、判断し辛い内容に方向感もなく小動きに推移しましたが、押し目買い意欲は強く、大きな崩れには至っておりません。世界の資金が集まる米国市場は、利上げが実施されるものの市場の強さから大きな変化は見られないでしょうね、ダウ、S&P500ともに今年も10%程度の上昇は見込まれると存じます。
さて東京市場ですが、主力どころに買いが入り方向感が出てきているように思われます。東証マザーズ、JASDAQは先週末も昨年来安値を更新しておるところから未だタイミングは計れませんが、「郷に入れば郷に従え」、拘らずにその時々の旬な銘柄に乗っていただければよろしいかと存じます。
こういう時こそ、本当にいいものを見極める選球眼が求められます。いつものように今週から「安川電機」「ファーストリテイリング」と決算発表が始まります。先週までの狭いレンジを抜け出せるか。
現状テクニカル的にも一目均衡表雲の前後、移動平均線も短期、中期、長期線がかなり纏まってきており、放れる時間帯が刻一刻と近づいて来ていると思われます。
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