昨日の東京市場は一時900円を超える下げとなり、米国市場のNASDAQの2.6%下落をはるかに上回る下げとなり少々驚かされました。米国で原油、長期金利の急上昇がきっかけとなりましたが、同じく欧州でも英国、ドイツ、フランスと軒並み安の中で、迷走する東京市場は欧州、米国以上の下落となっております。
ここでもいつもの疑問が頭をもたげてまいりますが、何故に日本だけこんなに弱いのか?米国の長期金利の上昇は世界のドルが米国回帰を始めますので、新興国にはすこぶるマイナス要因でありますが、インド市場あたりでもその影響は大きいと思われますが、東京市場ほど下落しておりませんし、未だ高値から3%ぐらいしか下げておりませんのでとても優等生であります。
株式市場は需給に勝る材料はないと申します。どんないい材料を内包していても需給が悪ければ下落します。今の東京市場は正にこのパターンであるのではないかと思われます。この点について腑に落ちる明確な回答を発信するアナリスト、経済評論家は未だにおりません。
はっきり言うと誰もわからないのだろうと思います。ただ、筆者は古くは江戸時代、徳川吉宗の治世の庄内地方で、堂島米相場の時代から言い伝えられる不世出の大相場師、本間宗久の酒田五法の八手十手の論理から今週が8週目と考えられることからピークは近いと考えております。
十手まで行けば2月の第一週まで伸びますが、その頃は決算発表真只中、来週の米国FOMCの通過しております。日米ともに現在よりも方向感が出ているのではないでしょうか。
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