毎日鬼畜ロシアの侵略に関するニュースに触れ、核をチラつかせるロシアに対して、第三次世界大戦、恐らく核戦争になることを危惧する西側諸国、更に原油、天然ガスをロシアに依存している欧州諸国が各国の事情で一枚岩になれないこと、経済制裁も中国などの水面下での協力で抜け穴があることなどから、先行きに絶望的になってしまいますが、昨日一ついいことがありました。
国連安保理で、インドが今回のウクライナでのロシアの民間人虐殺を非難し、独立した調査の実施を求めて来ました。これまでインドはロシア製軍事装備品の依存が大きいことから、ウクライナでの暴力停止を求める一方、ロシアと西側の双方の関係に配慮して、ウクライナでの戦争を巡る国連決議では投票を棄権しておりました。
しかしながら、昨日国連安保理の会合でウクライナの首都キーウ郊外のブチャでのロシア軍の行為に「明確に非難する」との厳しい姿勢に立ったことは国際的パワーバランスを考慮する上で大きな変化であります。
しかも、これまで中国に次ぐ大国インドの棄権が恒常化していたことから、この変化は注目材料であります。
昨日も申し上げた通り筆者は何の力もありませんが、とにかく今回のロシアの侵略が腹立たしく、何か一つでもぶつけたくなり、この記事触れました。しかとお許しください。
相場の方は、本来ハト派で知られる米国のFRBブレイナード理事のタカ派発言を受けて米国安から、東京市場プライム、スタンダード、グロースともに結構な値幅の下落となりました。
最近のFRBはFOMCですとか、議事録の発表などイベント前に必ずと言っていいほどガス抜きをします。今回のブレイナード理事のタカ派発言もその延長と考えればよろしいかと存じます。
東京市場の中身に関しては、やはり今回は下げに対してもプライム市場よりもグロース市場の方が抵抗力を発揮していると思います。予想通り潮目の変化で資金は小型成長株に向かっているようです。
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