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“株のソムリエ”からの勝ちの連鎖術!

グロース市場は「メルカリ」退場を好感?

  

改めて東京市場の底堅さ、ではなく現状は純粋に強さと申し上げた方が的を射ていると思われます。昨日も前日の米国市場安を受けて安寄りするも徐々に押し目買いが入る展開を予想しておりましたが、午前中の早い時間帯から既に200円以上の上昇で終始高値圏で推移しておりました。

 

今まで散々27000円は過去の個人投資家の売買動向から、結構厚い壁であり抜くのは少々骨であると各情報番組でも紹介されておりましたが、何のことはない米国安の中、抜けて来たと思ったら既に27000円台半ば、昨日も申し上げましたが改めて相場の世界はこんなものかと痛感します。

 

更に、全体市場の強さに加えて昨日は良いニュースが出てまいりました。グロース市場の、敢えてお荷物と申し上げますが、「メルカリ」がプライム市場に昇格です。昇格はメルカリにとって好材料かもしれませんが、もともと時価総額が現状でも5600億円もあり、発行株数も16000万株もあるのにグロース市場というのが異例です。

 

この市場でも群を抜いて時価総額の大きい「メルカリ」の長い右肩下がりの株価下落トレンドがマザーズ指数の頭を押さえておりましたので、退場はグロース市場にとっては好材料です。「メルカリ」としては、今後はプライム市場の審査基準でより厳しいチェックを受けることになりますので、今のところ財務内容と無論将来性を加味しても、とても昇格だけでは買えません。

 

コロナ禍以降、リユースがブームとなり、ネット上でのフリマ市場にも続々新規参入者も登場しておりますし、街中の中古品売買も盛んであり競争は激しさを増すばかりでありますが、この湧き上がったブームがどこかで下火になるリスクもあります。消費者は飽きっぽいですから。

 

弊社でも「郷に入っては郷に従え」で、大型株でも「三菱重工」中心に取り組んでおりましたが、「メルカリ」が去ることで、今後は出遅れたグロース市場から出世株が出て来ると思われます。

 

訳もわからず薄商いでいきなりストップ高、などという銘柄には乗れませんが、現状ではしっかりした資金が裏付けのある銘柄の仕込みに動き出しているのも伺えます。

 

 

弊社へのお問い合わせは、お気軽に03-3868-2801までどうぞ。