毎日毎日同じことを言うなよ、と怒られそうですが、東京市場は強いですね。昔から「米国がクシャミをすると日本は風邪をひく」、投資歴の長い方は何度も耳にし、米国に比べて日本は何でこんなに下げるんだ?との思いを抱かれた経験を幾度となくしてまいりましたが、まさしく数年ぶりの逆転であります。
米国市場は週末の消費者物価指数(CPI)発表まで動けませんから、上下600、700ドルぐらいの幅での揉み合いを抜けられませんが、昨日の東京市場は2万7000円から8000円の壁は何処へやら、3月の戻り高値すら照準に入ってまいりました。
メガSQの週なので、投機筋の売り崩しを警戒する向きもありましたが、杞憂に終わりそうです。ただ、騰落レシオはかなり過熱しておりますので、一服が欲しいところでありますが、押し目買いに押し目なしとなるか見物であります。
先日当欄でも述べましたが、直近弊社でも本日のテーマである、「郷に入っては郷に従え」に倣い、大型株である「三菱重工」中心の重電株にシフトしておりましたが、グロース株はいつ来るんだ?との質問を多数寄せられております。
一つには今週末のCPIがポイントですが、米国市場でもNASDAQの動きは今一つですし、更に小型株市場であるラッセル2000では歴史的空売り残を抱えております。
長期金利に敏感な市場ですが、インフレの行方が測れるまでもう少しの時間かと思われます。これだけの空売り残を抱えておりますので、鬱積された玉は潮目が変われば驚異的な展開に進むものと思われます。そうなると必然的に東京市場のグロース株にも大転換が訪れます。
それまでは郷に入っては…の倣い通りプライム市場中心でよろしいかと存じます。
弊社へのお問い合わせは、お気軽に03-3868-2801までどうぞ。