日米ともにリスクに立ち向かう聡明な個人投資家に、相場に神様は微笑み始めておりますかね?米国市場ではこの三か月間一日平均1700億円、個人投資家は買い越し続けている訳ですから、日本と比べると桁違いの額です。
それでも3月、4月の高値3万5000ドル近辺から6月の2万9000ドル台まで下落している状況を見ると、現状は大方含み損の状態と思われますが、一喜一憂していないでしょうね。
こういう場面で果敢に動ける個人投資家は自らの尺度を持ち、ぶれずに時系列で押し目買いに動きます。新型コロナウィルスが流行り始めた時も、ロシアのウクライナ侵攻が始まったときもそうですが、日米ともにこういうタイミングで動ける個人投資家はまさしく強者であります。
先週末の米国市場は久々の823ドルの大幅高、週足でも1612ドル高で、4週ぶりの大幅反発となりました。6月のミシガン大学消費者信頼感指数確報値が報告され、1年先の期待インフレ率の速報値が5.4%から5.3%に低下したことで、米国市場は好感したようです。
この期待インフレ率はFRBが0.75%の大幅利上げを決定した一因とされているだけに、低下したことで過渡の金融引き締めへの警戒感が緩んだ構図であり、インフレのピークアウトに向けての第一歩との印象であります。
本日の東京市場も先週末に続き続騰して来ると思われますが、日米ともに出遅れているグロース系の銘柄に資金が向かっており、今週はこの辺りが焦点となりそうです。
更に今週は、本格的に選挙戦がスタートして来ますので、各党の票読みからどの政策に優先順位が付けられるかも注目材料です。今週は跳ねる銘柄が随所に見られそうで、楽しみな時間帯を迎えそうであります。
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