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“株のソムリエ”からの勝ちの連鎖術!

日本経済は再開、藤戸理論はやや杞憂か。

  

昨日の朝の情報番組で、筆者も好きなアナリストである三菱UFJモルガンスタンレー証券の藤戸氏が、インフレファイターで有名なアラン・グリーンスパン元FRB議長の強烈な金融引き締めから、景気が失速しリーマンショックにまで発展したことを引き合いに出し、米国市場がここから立ち直るのに4年の月日がかかるとの持論を展開いたしました。

 

人気のアナリストゆえ、朝から弊社のお客様はじめ、一般の方からも「それじゃあ、日本の株式も4年駄目か?」との多数の問い合わせをいただきましたが、全くそういう意味ではなく、米国が調整の場面で日本にも影響が及び、その間は日経平均でも3月と6月の高値を抜けるのは時期尚早、しばらくはボックス相場というところとしております。

 

ボックスと言っても現水準から2000円以上の値幅がありますので、全く駄目なことではありません。更に、藤戸氏は触れておりませんでしたが、日本の景気については、諸外国に遅ればせながら経済が再開しており、外国人観光客も受け入れを再開し、それよりも俄然経済規模の大きい日本人の国内旅行がはっきりと動き始めました。

 

余談ですが、筆者の生まれた東京、浅草には友人も多いことからしょっちゅう出向きますが、先週末の仲見世通りの人出はもうほとんどピーク時と同じと言っても過言ではなく、更に、明らかに外国人の姿がかなり多く感じられました。

 

勿論、筆者は週末に覗いておりますし、知り合いの割烹料理店3店に取材しましたが、平日がまだ届かないと申しておりましたが、その表情は一時に比べて大分明るく見えました。

 

要するに日本の経済再開が加味されておりません。景気ウォッチャーを見てもいい数字が並び始め、バイトの時給が上がり、(景気回復時には最初にアルバイトの時給が上がるのは経済のイロハです)夏のボーナスは前年比13.81%増の929259円で、1981年以降最高の上昇率です。

 

日本にはこういう良い材料もあります。藤戸氏の見方はやや杞憂に思われます。

 

 

弊社へのお問い合わせは、お気軽に03-3868-2801までどうぞ。