カレンダー

<   2022年6月   >
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30    

アーカイブ

“株のソムリエ”からの勝ちの連鎖術!

外国人投資家の売買も一休み?

  

5月の外国人投資家の売買動向は、結局一月通して現物では3000億円ほどの売り越しであったことが判明いたしました。この間8週間連続安のワースト記録を残した米国市場は、前半の5週間の下げ幅よりも残り3週間の下げ幅の方が大きかったため、下げの佳境である7週目が値幅のぶれが一番大きく、その週だけで日本株を3500億円ほど売り越したようです。

 

世界的利上げムードの中で運用先を探すグローバル資金は、消去法から日本を選択して来ておるようですが、米国市場の90年ぶりの異常な下げが続く中で、東京市場でも少々様子見を決め込んだというところではないでしょうか。

 

その後米国市場も落ち着いてきておりますので、今後は冷静な取捨選択が進むものと思われます。

 

昨日の東京市場は、プライム市場の騰落レシオが200を超えておりましたので調整が入って当然でありますが、ファーストリテイリングが2000円から上昇し日経平均に貢献しておりましたので、肌感覚としては44円安よりも大きい100から200円ほど下落で、一休みしたところと思われます。

 

マクロの三大悪材料と当欄では申しておりますが、インフレと対峙する米国では、個人投資家の弱気派が意外と多いようです。米個人投資家協会(AAII)の調査では、6カ月後の相場見通しを弱気と答えた投資家が53.5%に上り、リーマンショック後の20093月以来13年ぶりの「弱気派」の多さだそうです。

 

傍ら「強気派」は19.8%で4週ぶりに20%を割れており、過去の平均値は「強き」38%、「弱気」30.5%で、大幅に「弱気」方向にずれており、AAIIは「異常な弱気」と分析しております。

 

更に、AAIIは「異常な弱気」水準を付けた6から12カ月は歴史的に平均以上の株価上昇があることが多いと締めくくっております。歴史的8週連続安の背景にはこんなことがあったんですね。底入れと見てよろしいかと存じます。

 

 

弊社へのお問い合わせは、お気軽に03-3868-2801までどうぞ。