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“株のソムリエ”からの勝ちの連鎖術!

強盗プーチンの後は通信障害、悪いことは重なりますね。

 

 悪いことは重なるもので、先週末強盗プーチンがサハリン2の権利を実質的に強奪する暴挙が伝えられ、英国シェルは既に撤退していることから、プーチンによる日本狙い撃ちされましたが、週明け今度はKDDIによる大規模な通信障害が発生しました。

 

 au携帯から、弊社との連絡が取れないお客様も数多くおられ、ないしは携帯からの証券会社とのアクセスもできない時間帯もあり、多大な不自由を来しました。株取引はその当日に決済必須の取引も莫大な額に上りますので、未だ(74日午後9時)そのような大きな事故は報告されておりませんが、ネット社会の弱点を露呈いたしました。

 

 今の社会、韓国や中国ほどではないにしても、何処かでの買い物も、決済もスマホ一台でなんでも完結する時代ですから、コンビニでおにぎり一つ買えない状態でありました。

 

 一時東証のシステム障害で、丸一日取引中止も記憶に新しいところでありますが、ITだ、DXだ、と目標を掲げているわりにはお粗末ですね。今更アナログに場立ちを通して注文を出す訳にもいきませんが、通信システムにかかわる人間には、経済安全保障にも関わる分野ゆえ、今一度手綱を締め直していただきたいと切に思います。

 

 それでも東京市場は先週末の米国高から、先週の値幅1200円、三日連続安から200円がたの反発で落ち着きました。その頼みの米国市場は、1987年から個人投資家協会が公表しているブルベアレシオ(強気から弱気を引いたもの)は、毎年7ポイントほどが平均ですが、現状はマイナス41ポイントのレベルまで沈んでおります。

 

リーマンショック以降の20093月以来史上最低の水準でありますが、伝えられる経済指標はインフレと景気後退のマッチレース、今週の雇用統計、その後の消費者物価指数を控え、株価的にはかなり拮抗する水準まで来た印象です。

 

まあ、全体論はそうですが昨日も強いセクターは健在ですし、個別でもしぶとい動きをしている銘柄も多く存在しますし、更に連日ストップ安よりストップ高銘柄に軍配が上がっております。弱気の投資家に火中の栗を拾えとは申しませんが、日経平均にばかり気を取られず、勉強のためにも、以前当欄で解説した鳥の目、虫の目、魚の目でこれから来る相場の転機をご確認ください。

 

 

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