以前、半導体株の底値で総悲観な記事を掲載した日経新聞ですが、昨日の日経平均の上昇を見て筆者の日経新聞在職の友人曰く、「何か言っている通りになっちゃったね」との連絡を貰いました。
友人も恐縮しているようなので、相場の世界にはよくあることで、たまたま昨日は半導体株指数(SOX)が4%を超える上昇となったのでこういう上昇になりましたが、こんなことは日常茶飯事であることを説明し、普段から拝読させていただいている日経新聞には引き続き敬意を表しました。
その友人は株式投資には全く興味がない様で、少し解説を付けさせていただきましたが、人間の心理はどうしても出てくるオーバーシュートする数字に右往左往しますし、それはメディアを構成する記者の方も同じであり、そこは如何に経験を積むかで付和雷同しなくなります。
半導体指数も日経新聞が「凍る半導体株」、の記事が出た先々週5日の前、土、日曜日を挟んだ1日が大底となりましたが、東京市場でも小回り3カ月、2回りで底入れ、信用期日を通過中の2週間ほどで底固めをして出直り始めたということであります。
ただ、日経新聞の調査は的確であり、パソコンやスマートフォンついては大分需要一巡感が台頭しており、従って汎用品についてはその通りでありますし、更に日経新聞の凄いところはそういう見方を掲げる著名投資家を探し出し必ず引き合いに出してまいり、それだけでも、情報網の大きさ、正確さには舌を巻きますが、その点については筆者の友人も納得しておられました。
さて、どんな状況にしても株が上がるというのは気分が高揚します。この業界を生業とするものの性ではありますが、日米ともにこれからが決算本番ですからまだまだ紆余曲折はあります。昨日騰落レシオは120に手が届くところまで来ておりますので警戒ゾーンであります。
それでも個別には、確実に資金は回り始めておりますので休んでいてはダメです。前に進みたい方はご相談ください。
弊社へのお問い合わせは、お気軽に03-3868-2801までどうぞ。