国会議員の先生方は、現状の日本経済の状況を随分と楽観しているのか、それとも選挙も終わりしばらくは国政選挙が無いことから与党は安心しているのか、更に野党にしても負けが変わる訳でもないので、目先の突っ込みどころをひたすら追求し自らの点数だけは上げておこうと考えているのかはわかりませんが、現状は安倍元総理の国葬を実施するかしないかに躍起です。
戦後最長の政権を記録し、国内的には悪夢の民主党政権から日本経済を救い、外交では諸外国の首脳と互角に渡り合い信頼も厚かった安倍元総理ですから、筆者は国葬でよろしいのではないかと思います。そう言うとアンチ安倍元総理の方からはクレームが来そうですが、国民の間の賛否両論はあたりまえだと思います。
ただ国の方針をかじ取りする国会議員の先生方は、もう少し大所高所の視点で他の難問との優先順位をもって考えていただきたいと存じます。
先進国でコロナ前の経済が回復していないのは日本だけであり、しかも新型コロナウィルスの変異株の再拡大が止まりません。今回の第七波は日々発表される記録的な数の通り、筆者の周りでも感染者が数名確認されております。
こんな環境で、安倍元総理の国葬が決まったのだったらそれでいいと思うのですが…。そんなものと言ったら失礼ですが、それよりも一刻も早く岸田総理の骨太方針の細部を詰めて政策実行を進めていただければ、それこそ国民の利益となり、草葉の陰で亡き安倍元総理も喜ぶのではないでしょうか。
邪推ですが、野党の先生方も今回一部の市民団体から安倍元総理の国葬の閣議決定反対の訴えが起こされておりますので、それに乗らない手はないと、並びに同時に明るみに出てきた旧統一教会との自民党の関係がいい突っ込みどころと考えておられるのではないかと…。
筆者が無知なせいもありますが、それほど大事なことなのでしょうか?枝葉末節に拘り、最も大切なことが後回しなどということが無いよう切に願う次第であります。
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