昨日の当欄で紹介した「株は5月に売れ…」の相場格言で、戻って来る9月のセント・レジャー・デーとは何ぞや?とのご質問をいただきましたが、イギリスの競馬のビッグレース「セントレジャーステークス」のことで、日本の菊花賞のモデルらしく、戻って来るべき時期にたまたまこのレースがあっただけで特別な意味は無く、とにかくこの日までに戻って来ないとその後の株高を取れないよ、という意味です。
今年も毎年のアノマリー通りセルインメイ(5月に売れ)以降株式市場の状況はあまり良くありませんが、今年は特殊要因であろうウクライナ侵攻もありましたので、米国市場でも前倒しの3月頃から調整を強いられ、かれこれ小回り3ヶ月の二回りの調整を消化してまいりました。
更に、米国市場はインフレとの戦いでFRBが強烈な姿勢を示していることから、日柄的にはもう少々時間を要すると思われますが、それでも大きな方向性は出なくともミーム株と呼ばれる、日本でいう仕手っぽい銘柄は既に動いております。
これを受けてではありませんが、東京市場でも個別の材料株は元気であります。それなりに売買の巧みさは求められ弊社でも盛んに乗っておりますが、結構な値幅を稼がせてくれます。
昨日は値上がり上位30傑にプライム銘柄が6銘柄入っておりましたが、時価総額が200億円に届く銘柄は一銘柄もありません。従って、活躍するスタンダード、グロース市場銘柄と全く変わりなく小型株主導の展開であります。
鳥の目、虫の目、魚の目!と申し上げておりますが、個別銘柄に資金が向かう、まさしく個人投資家が儲け易い相場展開であり、当然低位株が主体でありますので更に好ましい展開であります。しばらく続きますので謳歌いたしましょう。個別銘柄に迷えばいつでもご相談は承ります。
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