個人投資家による信用取引の買い残高が先々週まで増えて、3兆2000億円ぐらいまで回復して来ました。ピークの3兆7000億円から減ること、2兆8000億円ぐらいまで減少したものが、相場の下落とともに逆張りの買いが入り戻り始めております。
ただ、逆張りに基づくこういう押し目買いは、基本的に下がったものを買って行きますので、現状のような下げ相場(プログラム売買は下げると業績などを無視して下がり続ける)ではこれまでほとんどが玉砕状態であります。
このような相場展開では、無論フットワークが必須ですが、強いものに資金が向かい易くなります。昨日申し上げた全体暴落の真っ青の時の赤札銘柄を狙うというのはそのことであります。
ただ、暴落時の値上がり銘柄と言えば当然何でもいい訳でなく、線香花火の方が多い訳ですから、そこに材料、資金、トレンドを十分分析したうえでのことです。
当欄でも何回も登場している弊社看板銘柄は、昨日もしっかりした上昇トレンドを崩しておりません。また国策となったインバウンドの一角もかなり頑強な動きでありました。
米国市場もテクニカル的には逆に売りの警戒感が台頭、投資家心理にスポットを当てた各指標を含め、歴史的水準に達しておりますので目先のリバウンドに入ると思われますが、底入れから恒久的な上昇相場との判断はできませんので、東京市場も未だレンジを抜けるのは難しいかと思われます。
従って、強いものに付く相場は変わらず、一つ一つの木を分析し、集中する相場展開であります。
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