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“株のソムリエ”からの勝ちの連鎖術!

底堅い東京市場も時に天邪鬼。

  

 一昨日、米国の新築住宅販売が予想値を上回り、しかも予想501000戸のところ685000個とかなり上振れしていることから、FRBのタカ派姿勢の後押し材料となり米国市場はダウ6日連続安で、SP500とともに年初来安値を更新し、NASDAQも目と鼻の先まで来ております。

 

 ただ米国の住宅市場は中古住宅が主流で、毎月新築の89倍の取引量であり、その中古住宅販売は既に7ヵ月連続の減少を記録しておりますが、インフレが収まる過程で、取引量の減少が住宅価格に反映されるにはかなりの時間的ずれがあるのが常です。今回もその流れが予想されますが、それ以上に市場はFRBの強い姿勢に怯えているようにも見えます。

 

 ただ、昨日もペンシルベニア大学の金融工学の教授のFRBに対する厳しい見方を紹介しましたが、識者、専門家の中にはFRBの姿勢を懐疑的に見ている人は多数いるようです。一枚岩と思われていたFRB理事、連銀総裁の中からも同じような意見が出ているとの情報もありますが、まずは週末のPCEデフレーターであります。

 

 相場は天邪鬼であり、東京市場でも9月末の特殊事情から、今回は配当額が大きい船株などを中心に配当取りの買いではなく、敢えて配当放棄の売りが多かったようです。本日の配当落ち分は220円ほどになるようなので、あっさり埋めてもらいたいものです。

 

 相場は天邪鬼と言えば、朝の「モーニングサテライト」で一昨日の広木隆氏に続き、同じ理論から昨日は野村アセットマネジメントの石黒英之氏が日本株優位の解説をしておりましたが、その矢先の急落です。相場は…感慨深いものだと改めて感じました。

 

 両氏の批判ではありません。筆者も全く同意見であり、ただ意見が合うとこういう天邪鬼な動きも相場の常であり、あまり気にすることではありません。

 

 

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