米国市場はジャクソンホールでのパウエルショックの1000ドル安に続き、今回は再び消費者物価指数(CPI)ショックとなり1200ドルの急落で、2020年5月以来の大幅安となりました。
インフレが鈍化すると見られていたものが、鈍化はしたものの予想以上の強い数値での着地となり、市場で期待されていたインフレピークアウトは延期となりました。
更に米国市場は株式先物取引、株式指数オプション取引、個別株オプション取引の取引最終日となる日本のメジャーSQに当たる(3、6、9、12月の第三金曜日)トリプルウィッチングを迎え、波乱が起こりやすい時間帯が重なっております。因みにウィッチとは魔女のことで、三人の魔女に市場は荒らされると言われ、その通り大荒れとなりました。
この米国の波乱から、昨日の東京市場はお付き合い良く終始800円安のまま取引を終えました。ただ、内容を見ると日経平均こそ大幅安でありますが、個別銘柄は健闘しているものが目立つと思いませんか。昨年は日経平均が上がっているのに、自分の持ち株はそうでもないというご意見を多数窺った記憶がございます。現状はその逆の現象が起きているのではないでしょうか。
一昨日にも申し上げた、弊社看板銘柄の「クラウドワークス」は国策銘柄として昨日も高値を更新しておりますが、その他、国策として浮上しているインバウンド関連、金融リテラシー向上関連など、好材料には資金が向かっております。
更に追加材料として、この度の国連総会で岸田首相が演説をします。そこで欧米での運用難を起こしている外国人投資家を前に「バイ・マイ・アベノミクス」同様、「インベスト・イン・キシダ」が届けば、新たな起爆剤となるのではないでしょうか。
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