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“株のソムリエ”からの勝ちの連鎖術!

米国市場はNASDAQに続きS&P500も強気相場入り。

  

先週末の米国市場は、今週のFOMCを前に材料難の中で様子見姿勢が強い中でも堅調に推移、ダウは4日連騰で、S&P500も続伸し直近安値から20%の上昇で、NASDAQに続き強気相場入りとなりました。NASDAQに至っては小幅続伸ながら、7週連続の上昇で、201911月以来の長期連騰を記録しております。

 

消費者物価指数(CPI)の発表を控えており、更にその数値を織り込みFOMCへと進みますが、米国市場は既に利上げスキップ、ないしは停止まで視野に入っているように思われます。

 

ここへ来て気になるのは米国市場で投機筋のS&P500へのショートポジションが膨れ上がり、リーマンショック、コロナ禍、を上回り、過去20年来最高であり、更に株式市場の待機資金が集まるマネー・マーケット・ファンドのキャッシュの積み上がり、既にFRBのバランスシートの60%を超えているようです。

 

景気後退を示す指標も多かったですし、人員カットなども引き続き高レベルで推移しつつも、直近では高粘着力の雇用にも減速感が台頭し始めておりますので…。こちらも極まれば転ずる、の理論からするとそろそろ具体的なより分かり易い指標が出て来るものかと思われます。

 

さて東京市場は、先週も外国人投資家の大幅買い越しは続いており、欧米の投資家に続き自国に見切りを付けた中国の投資家が日本のETFに殺到しているようです。

 

過去の欧米系の資金の機械的売買には、時間的に2カ月というアノマリーがありますので、今回のメジャーSQ通過後の動きは注目でしたが結果は微妙でした。その背景にはこのような資金が加わっていたということですが、それでも物色対象のローテーションが機能するか注目してまいります。

 

 

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