米国市場は直近発表された経済指標がいずれも予想を上回ったことで、景気減速への警戒感が和らぎ、ダウは7日ぶりに反発、テクニカル的にも三指数ともに25日線を意識したところでの反発となり、SOX(半導体)指数の大幅反発を受けてNASDAQの上げ幅が際立っておりました。
NASDAQ高を受けて東京市場も5日ぶりに急反発、SOX指数の反発から売られていた半導体値嵩株に買戻しが入り、昨日お伝えした騰落レシオも6月の100ポイント割れが天与の買い場となりました。
騰落レシオは如何にも正直な指標ですが、物色対象となると目まぐるしいですね。昨日格付けが上がり大商いで大幅高した「川崎汽船」、本日は別の証券会社の格下げで大幅安と、日々のレーティングに右往左往する結果となりました。
昨日第一弾の買いは良い時期と申し上げ功を奏した格好ですが、大所高所から俯瞰し絞り込んだ銘柄を丹念に仕込んでください。目先の光る銘柄の後追いは結果として利幅が取れません。
昨日も待機資金の状態から押し目買い勢力は大きいことが確認され、1日で今回の下げの半値を戻しましたが、これで3万3700円台の高値を明日明後日にも取るとは思えませんし、全体ではここでの丹念な値固めが先の大相場に繋がるものと思われますが…。
ここから大阪天神祭りぐらいまでの調整値固めが理想的展開か思われます。所謂「七夕天井・天神底」というイメージでしょうか、ただ買いの勢力は強いので総論でも大幅調整の可能性は少ないと思われ、各論の個別銘柄では丹念な押し目買いがよろしいかと存じます。
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