米国市場では20%が強気、弱気相場の分岐点と言われ、一昨年末の高値からダウ、NASDAQ、S&P500ともに弱気相場となり昨年10月までの整理を強いられました。
その時点から上昇することNASDAQ、は既に20%以上上昇し強気相場入りし、S&P500ももう少しです。ダウも2万8725ドルが安値ですから、そこから20%高と言えば3万4470ドル、決して届かない距離ではありません。
それでも未だ米国市場に弱気派、慎重派が多いのは景気、金利などマクロが相変わらず不透明要因が多いことと、ミクロでも企業の人員カットは盛んですし、カットされた人の行く先もまたすぐ決まる様相が一層わかりにくくしているものと思われます。それでも市場は多数意見に逆らい強いですが…。
今回もFOMC、消費者物価指数(CPI)辺りまでは揉み合い、その後に期待したいところであります。
東京市場はまさしく、押し目待ちに押し目なしの展開です。ただ今週はメガSQの週ですから先物の空中戦真っ盛りであり、その意味では明日明後日ぐらいまでかと思われ、来週はまた違う景色が見られるかと…。
昨日は裾野の広がりを見せ、日経平均もその対極の東証マザーズも同程度の上昇幅でしたが、先物で引っ張っている日経平均よりも、指数としては東証マザーズの動きが明らかに変わって来たと思われます。
勿論、この市場は個別銘柄中心であり指数は参考程度ですが、先物にSQ絡みの売買が集中している日経平均を考えれば、東証マザーズの個別銘柄が如何に健闘し初め、指数に貢献しているか明白です。政策サイドのベンチャー企業に対する姿勢の変化も後押し材料です。この市場はまだまだ買えますよ!
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