インフレが止まらない、傍ら金融機関が危ない、リセッションだとしばらく騒がれていた米国市場ですが、何でこうも強いのでしょうか。米国企業はこれから決算発表を向かいますが、現状までは厳しいものが多かったと思います。
PERでも17〜18倍まで買われており、上値を積極的に買える状況ではないことから、専門家の分析も厳しい理屈が並んでおりました。相場はたまに間違えるとも言いますが、三指数ともに強気相場入りしている現状ではそうとも言い切れません。
ジョン・テンプルトンの言葉で「総悲観で底を打ち、懐疑の中で育つ…。」の言葉通りの展開になっているのかもしれません。
東京市場は米国高を受けて高く始まりましたが、昨日、一昨日同様多少の上げ下げをするも、昨日は全く戻り切らず続落となり、25日線を切ってからは全くいいところがありません。
日経平均は3万2000円を割り込み、日足ではWトップを形成しましたのでしばらくは調整モードとなるでしょう。日足では下値の抵抗帯、週足では13週線辺りが節目となるかと思われます。
昨日は為替の急な円高を嫌気して、今までけん引役の半導体株、商社株などが売られましたが、「良品計画」「ローソン」など2〜5月期の決算で良い物には個別に資金が動いており、売買代金を見ても調整の中でも物色意欲は減退しておらず、森より木を見る相場となりつつあります。
全体が日柄整理の中でも、局地戦ですが好決算、好材料には線香花火ではない継続的な資金も動きますので、材料の寄与度、トレンド分析等をしっかり把握し臨んでください。弊社は現在とあるスタンダード市場の低位株に注力中です。興味のある方はご一報ください。
弊社へのお問い合わせは、お気軽に03-3868-2801までどうぞ。