米国市場は株価指数の乱高下もありましたが、VIX恐怖指数でも一時17.01まで上がったものも次の日には14.83まで下落となり、率で言うと随分大きな乱高下となりました。
雇用統計の発表を受けて、利上げが年内2回を織り込みに来たとの解説がありましたが、3.7%台で推移していた米長期金利は一気に4%台に上昇、ところが日米金利差拡大から為替は円安が進むところですが、意に反し2円ほど円高ドル安に傾きました。
投機筋のポジション取りが影響したそうですが、米国市場は強弱材料交錯で方向感が掴めずの様子に変わりないようです。専門家の分析も弱気な見通しが増えるのもわかりますし、今週はFRB高官の発言が多いので、再びそのタカ派的内容には注意が必要ですが、データが出てもこの動きですから、タカ派発言にどの程度反応するかはなはだ疑問です。
昨日の東京市場も、結局は5日連続安となり昨年12月以来の記録となりました。1日通して500円弱の値幅で上昇下落を何度か繰り返す展開であり、こちらも迷っている様子が窺えました。
しかしながら、昨日も申しましたが外国人投資家が期待した日本の上場企業のガバナンス改革はまだ始まったばかり、デフレからディマンドプルインフレへの日銀の姿勢も続きます。恐らく日柄整理は少々続きますが、押し目買いをどのタイミングで出すか、個別銘柄は日経平均ばかり見ていると仕込みそこないます。
その日経平均の騰落レシオが再び90ポイント台に下落して来ました。あくまで日経平均の話ですが、6月は90台で買えば全て報われております。さて今後は…。
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