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“株のソムリエ”からの勝ちの連鎖術!

日米ともに個別の決算ラリーか。

  

  米国市場では、現状NASDAQ100指数がGAFAM+エヌビディア、テスラの7銘柄で指数寄与度が50%を超えております。この寄与度が50%を超えると強制的に40%まで下げる、ウェイト調整のための特別リバランスが昨日行われました。

 

 米国市場はダウの10連騰もあり大分視界が開けて来ましたが、夏相場に向けてこのリバランスにより若干の波乱も予想され、昨日申し上げた通り今後はどちらかというとサマーラリーというよりも、夏枯れに近い状態かと思われます。

 

 FOMCでの0.25%の利上げは既に織り込んでおりますが、パウエル議長が年内のもう一回の利上げに言及するのか、余程インパクトのあるコメントにならなければ、ファンドマネジャーの夏休みも重なり、薄商いに拍車をかける可能性もあります。

 

 東京市場もFOMCを織り込み、更に気になる日銀政策決定会合ですが、137円台まで進んだ円高が141円台まで円安に戻していることから、市場では金融政策は現状維持と見ているようです。その上での注目点は直近のインフレに対し日銀が物価見通しを上方修正するかどうかであると思います。

 

 全体指数としては日経平均の日柄調整は未だ未了と思われますが、日銀の政策決定会合が無事終了すれば、東京市場は個別銘柄の決算ラリーか…。

 

 既に売買代金は減少気味で昨日は3兆円に届きませんでしたが、好決算、好材料には資金は集まりますので、市場の期待値を考慮しアンテナを広く張っていただきたいと存じます。

 

 同じ増収増益でも市場の期待値を上回ることが重要で、更にガバナンス改革から株主還元策が求められている企業にも注意が必要で、いつ出すかは各企業の資本戦略によりますので、タイミングが市場の期待とずれると洗礼を浴びます。まずは決算短信の読み込みからです。

 

 

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