理屈を並べれば悪い指標が勝っていた(懐疑の)米国市場であり、当然弱気の見通しを立てるエコノミスト、アナリストが多かったのも当然です。それでも市場はその見通しを横目で見ながらも、コツコツと報告されるデータをこなし気が付いてみれば、ダウ、S&P500、NASDAQは下値から20%上昇する強気相場入りとなり、強調展開を続けております。
残るラッセル2000市場も強気相場入りが目と鼻の先まで来ております。決して専門家の間違いを指摘しているのではありません。もしかすると一昨日の日経新聞にも載っておりましたが、「相場はよく間違える」の通り、どこかで軌道修正するのかもしれませんが、それでも弱気論が台頭して既に半年以上経過しております。
ここ来て、弱気の見通しを修正するアナリストも出始めておりますが、全体の見通しもこの有様ですから、個別銘柄には至っては更に難易度が上がるのは当然であります。
少なくとも、筆者は「相場はよく間違える」のではなく、「相場は正直、相場は一番物知り」と考えます。懐疑の壁を上っていると…。
昨日も申し上げました通り、米国市場は循環物色がいい形で進みつつあり、先週のS&P500の大型株指数の上昇をラッセル2000がアウトパフォームして来ており、更に好循環が進むものと思われます。
東京市場も昨日はザラ場中、値嵩株、金融株、内需株など目まぐるしい循環が見られましたが、昨日までとは違い引けにかけて再び締まって引けてまいりました。3万3772円の高値を付けたのが6月19日であり丁度1カ月経過、これからがイベント控えで、これで調整明けとは思いませんが、押し目買い意欲の強さを感じます。
好決算銘柄にも買いの手は出ており、山を張らなくとも決算確認後の出動でも十分報われます。日経平均を横目に、基本は個別銘柄の値幅取りでよろしいかと存じます。
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