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“株のソムリエ”からの勝ちの連鎖術!

森より木に注目、個別銘柄で年末1回転!

  

金融環境指数(FCI)という指標がございます。株式や債券、短期金融市場や融資の状況などを合成し指数化したもので、お金の巡り易さや市場が欠けるストレスを反映します。

 

20223月以降FRBによる利上げにより高まっていた指標が緩み始め、既に利上げを開始した時点に戻っており、投資家の間では利上げ局面が終わり、リスク志向を強める展開になっているようです。

 

FOMC前のブラックアウト期間のFRB高官の発言でも、タカ派色が薄くなりつつあることが窺えます。先週もお話ししたタカ派でお馴染みのウォラー理事豹変に続き、こちらもタカ派の代表格のクリーブランド連銀のメスター総裁は、追加利上げは不要との考えを示唆しました。

 

これによりもともと追加利上げは不要との訴えていたハト派も勢いを増しております。FOMCメンバーは「引き締めすぎ」に対するリスクに、より注意を払う姿勢が窺えます。12月のFOMCでは3会合連続で利上げ見送り、既に来年の利下げ幅が0.5%から如何に拡大するかが焦点のようです。

 

東京市場の環境も全く変化は見られません。外国人旅行者はコロナ前を超える盛況ぶりでインバウンド効果を発揮しており、更に岸田内閣による経済対策も決まりました。更に東証、金融庁による、上場企業に対する株主資本コスト経営はさらに強まり、今後株主はますます優遇されます。

 

ミクロに視点を移しても各企業業績は9月期が出揃った時点でEPS2260円と予想を上回る健闘ぶりで、単純に15倍まで買われれば今年中に35000円を優に超えてまいります。

 

個別銘柄が育つ土壌は十分であり、森にばかり気を取られているとお宝銘柄を逃します。森より木を見る相場でお願いいたします。

 

 

弊社へのお問い合わせは、お気軽に03-3868-2801までどうぞ。