一昨日ブルームバーグのニュースから、2022年のFRBによる利上げの開始以来、QT(量的縮小)が始まったことから米国市場は逆金融相場の様相を呈し、株式市場は急落し膨大な資金がキャッシュファンドに資金が流れ込んだことはお話しました。
更に、2023年の上昇相場を逃した資金は1兆3000億ドルと申しましたが、現状マネー・マーケット・ファンド(株を買う待機資金)に流入している資金は5兆8700億ドル(約870兆円)に上っているそうで驚きました。
これがついこの間まで米国の長期金利の5%で運用されておりましたが、この長期金利が4%を割って来ており、更に来年に向けて低下傾向が継続します。
今年の株高の恩恵を取り損ねた資金であり、この金利の低下に色めきだっているのは想像にかたくないと思われます。
勿論、米国経済は利上げの効果はこれからが本番とする意見もありますが、マネーサプライは然程減少していないところを見ると、緩やかな景気の着地が可能性としては大きく、インフレと景気後退を懸念しチャンスを逸したこの膨大な資金が米株式市場に流入してくる時間帯もそう遠くないと思われます。
東京市場は随分と薄商いの状況であります。欧米市場はすべてクリスマスで休場であり、アジアの市場も半部ぐらいが休場です。ここのところ乱高下していた為替の方もすっかり動かなくなり、1日の値幅が40銭程度の小動きでした。
税金対策の売りも消化しましたので、今をときめく「レーザーテック」のデイトレに参加するもよし、来年に向けての成長株の仕込みもよろしいかと存じます。
既にテーマ株と言われる銘柄はかなりの高バリュエーションまで買われております。陰極まれば陽に転ず、米国市場を参考に成長株の仕込みに利ありと存じます。
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