米国市場は連日高値を更新する強い展開が続いております。消費者物価指数(CPI)は予想通りの減速傾向からインフレピークアウトは決定的であり、FRBのインフレ率目標まであと1%の水準まで来ております。
引き締めから懸念される景気後退も、底堅い労働環境が景気を支えておりますし、失業率は既にコロナ前まで来ており、残るは遅行指数である住居費のみでありますが、この指標は半年ぐらいのタイムラグがありますので、これから鮮明になると思われます。
米国株式市場の高値更新も物色対象は広がりを見せており、偏りは影を潜めこちらが止まればあちらが上がるという、好ましい展開のようです。
昨日の東京市場は連日の「レーザーテック」に代わり、「東京エレク」「ディスコ」が売買代金上位で存在感を示し、半導体値嵩株の中で循環が起きているようです。
その傍ら、小型株市場の特にグロース市場では個人投資家の税金対策売りが続いております。日経平均が高くても損を確定するために売ってきますので、薄商いでも意外な値まで売られます。
米国市場の変化を見据え、突っ込み買いのタイミングを探るもよろしいですが、物によっては来週半ばまで出て来る可能性もあります。
個人投資家の税金対策売りを虎視眈々買う資金も明らかに出ております。直近のグロース市場の売買代金の増え方を見ても然りであります。昨年もグロース指数は12月一月で1000ポイントから900ポイントまで急落しましたが、翌年1月に再び1000ポイントまで上昇しております。
見極めが重要ですが、売って来る玉を全て拾っている銘柄も出て来ておりますので期待していただきたいと存じます。くれぐれも落ちてるナイフは拾わないようにお願いいたします。
弊社へのお問い合わせは、お気軽に03-3868-2801までどうぞ。