米国を筆頭にほとんどの海外市場がお休みであり、本日も海外からの材料が乏しいなか、せいぜい為替の上下に反応するぐらいですが、ことらも小動きが予想されます。
それにしても米国市場は強いですね。170台に上昇した騰落レシオも多少押しただけで、即刻切り返し埋めております。市場関係者の間では騒ぎすぎ、前のめりになり過ぎとの意見が支配的になっておりますが、明日以降のサンタクロースラリーもありかと思われます。
米国市場で出て来る指標は、労働市場の堅調さを維持しつつも、引き続きインフレ低下を示唆するもで、10年債利回りの低下からリスクを取る資金は小型株指数のラッセル2000の上昇へと物色範囲を広げております。
米国市場の行方はすべて金利で説明できると言われますが、現状起きている現象は来年を先取りするものと思われ昨日申し上げました通り、東京市場でも小型成長株の発掘に勢力を向けるところであります。
それでも東京市場は好材料の出た銘柄には資金が向かっておりますし、「ベネフィット・ワン」に見られる公開買い付けのニュースも数多く出され、来年に向けても親子上場にメスが入りそうで、こちらも株価的には楽しみなニュースです。
海運株の急落がありましたが、もともと「レーザーテック」同様、滅茶苦茶空売りを飲み込んでおりますので既に仕手戦の様相で、アルゴリズム取引の格好の対象であり、個人の参戦はフットワークを余程軽くしないと少々厳しいかと存じます。
これだけの大取り組みに発展すると、何時昨日の海運株の様な動きが出てもおかしくありません。1日じゅう相場に張り付いていられない投資家は、来年を見据えて成長株の税金対策売りを拾うのも良き手法かと思われます。
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