米国市場では、FOMC通過後各連銀総裁のコメントが連日伝わりますが、パウエル議長のハト派発言に前のめりになる市場を牽制する発言ばかりです。
ニューヨーク連銀ウィリアムズ総裁、アトランタ連銀ボスティック総裁、更にクリーブランド連銀メスター総裁らはともに利下げは時期尚早、シカゴ連銀グールズビー総裁に至っては、FRBは市場の反応を気にして行動、発言すべきでないと語っております。
目先はタカ派、ハト派交錯ですが、仮に利上げの効果がじわじわ出るとすれば来年ですね、さほど大きな影響はないと思われますが春以降でしょうか。
東京市場では注目の日銀政策決定会合を前に前場はもたもたしておりましたが、金融政策の修正はなしと伝わると一気に買い先行となり、400円を超える上昇となりました。
有形無実化しているイールドカーブコントロール(YCC)の撤廃でもしてくれたら、再びいい買い場となると弊社のお客さんと朝方話しておりましたので、その意味では少々残念ですが、やはり噂で売って事実で買いになったかと存じます。
こうなってくると株式市場では早晩税金対策売りも治まってまいります。一昨年もそうでしたが最終週迄これ売って、あれ売ってとはならないと思われ、昨年12月の下げを今年の1月で全部戻したことが思い出されます。
今は死語になったかもしれませんが、筆者のような古い人間は年末ラリーよりも掉尾の一振が性に合います。立ち合い日数も残すところ8日ですが、年末一回転未だ十分狙えます!
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