さて米国市場のVIX指数12ポイント、日経平均VI指数16ポイントでだいたい下値を確認(楽観がピーク)の水準に達したと思われ、セオリーからするとこれから少々調整モードとなってしかるべきですが、相場は天邪鬼とばかり株式市場は日米ともにしっかりの展開が続いております。
昨日は米国市場ではFRBが最も注目する個人消費支出(PCE)が公表されましたが、前月比0.2増と前月からの伸びは鈍化、PCE総合価格指数は前年同月比3%の上昇と2021年3月以来の小幅な伸びなりました。
これを受けてダウ500ドルを超える上昇となり、年初来高値を更新しました。ただしNASDAQ、S&P500、ラッセル2000市場が小動きだったことで、ダウの上昇は一部の大型株に偏っていることが窺えます。
ここで注目すべきは先に記したVIX指数で、ピークの水準で横ばいです。材料株に資金が流れておりますので、全体指数にはあまり貢献しておりませんが、米国市場でも個別の材料株相場に向かっているようです。
東京市場でも物色資金が迷っているのが伝わります。米国市場は感謝祭以降物色対象が横に広がり材料株の動きが派手になっておりますので、こちらでもその流れを模索しつつも、先物絡みの値嵩株が勢いを増すと止まってみたりと…。
東京市場はプライム市場でも大型株指数と小型株指数の動き交互に物色される展開も見られる現状ですが、12月相場では更に個別の材料に資金は向かっていくものと思われます。
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