米国市場では先週末ISMの製造業景況感指数が発表になり、13カ月連続の50ポイント割れ、市場予想も下回る悪い数字で、市場は金利低下、株高で反応しております。
FRB理事たちの発言もニュアンスとしては景気後退を意識する内容が読み取れましたが、最終パウエル議長の講演では「我々が十分制限的なスタンスを達成したと自信をもって結論付けるのは時期尚早であり、いつ政策が緩和されるかを推測するのも時期尚早である」と述べました。
利下げに前のめりになる市場に対して釘を刺したようですが、これを受けても米国市場は金利低下、ドル安円高、株高で答えております。
しかしながら、その中身は少々変わって来ているようで、ダウ、NASDAQ、S&P500の上昇率が0.5前後であるのに対し、ラッセル000の上昇率は3%に達しておりました。また、S&P500の中でも今までとは異なり、小型株指数が上昇しております。
この流れを受けて、週明けの東京市場でも日経平均の0.6%、TOPIXの0.83%の下落に対してグロース250指数は1.81%の上昇でありました。
日経平均が上げればグロース250指数は下げる、またその逆も10月の底入れ以降よく見られましたが、米国市場の変化、並びにグロース市場で外国人投資家の買い越し状況が3週続いた経緯と合わせると年末年始、今度はこの市場からお宝銘柄が出て来ると思われます。
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