米国市場ではトランプ次期大統領による関税が、全てにかけるのではなく選別されるとの報道から市場は好感し買いが入り、海を渡り欧州市場でも好感され、英国、フランス、ドイツともに上昇しましたが、早速トランプ氏のSNSでの否定からダウは行って来いの水準となりました。
それでもNASDAQ、S&P500は鴻海精密工業の史上最高益の発表からTSMCが新高値、エヌビディアも新高値もう一歩のところまで買われ、両指数は堅調に推移しました。
昨日の東京市場は米国の半導体銘柄の強さが伝わり、日経平均は一昨日の下げを埋める大幅高となり、久々の値嵩株オンパレードとなりました。値嵩株というと先物中心と思われがちですが、昨日は少々違っていましたね。
先物というとファストリ、ソフトバンクなどが牽引しますが、ここまで大きく売られた東京エレク、レーザーテックなど往年の半導体値嵩株に資金が向かっており、ヘッジファンドのショートカバーもかなり多く見られました。
材料に資金が向かう構図は変わってお有りませんで、今回はAI半導体が好調の鴻海精密工業、並びにエヌビディアの新製品が材料であり、手を変え品を変えと言ったところではないでしょうか。
毎日上がる銘柄の後を追っかけては利益に繋がらないと思います。それと未だ大発会から2日目ですから各ファンドマネジャーもあまり大きな動きを取っておりません。目先筋が盛んに動いておりますのでの乱交下は付き物です。
大発会からの2日間だけでも、初日は正月中大きく取り上げられた安全保障としてのサイバーセキュリティ、突然動き出し多様に見えますが弊社では昨年から仕込んでおります。2日目には既に押し目イン、代わって半導体です。
かといってサイバーセキュリティがこれで終わりというわけではありません。テーマ株は代わる代わる物色されますので、別のテーマが買われ押したときが買いかと存じます。
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