テクニカルは正直ですね、先週火曜日に昨年7月の暴落以来の強烈な騰落レシオの下げで底とお伝えしましたが、その後16日、17日と2番底を形成し、そこから昨日の大幅高へと繋がりました。
昨日の大幅高はソフトバンク、孫正義氏の功績であることに疑いの余地はありませんね。オープンAI、オラクルとともに米国で5000億ドル(日本円で約78兆円)の投資を行うとの発表し、10万人の雇用を創出するというサプライズであり、トランプ大統領も上機嫌でした。
米国市場とともに東京市場でもAI関連銘柄の復活ののろしが上がり、昨日当欄でも東京市場の長きに渡るレンジを抜ける景色が朧気ながら見えて来たようですと申した通り、大分いい感じになって来たのではないでしょうか。
無論、ソフトバンクはど真ん中の銘柄であり、昨年8月以来の高値を更新しておりますし、米国からのAI投資の材料に設備関連の電線株も大商い、ディスコ、アドバンテストなどにも大きな買いの手が出ていたようです。
さて、その傍ら昨日の金融株は精彩を欠いた展開でしたが、明日まで日銀の金融政策決定会合がありますが、利上げがあるのならもう少し買われてもよさそうなものですが、日経平均に比べTOPIXの動きは少々見劣りする展開でした。
植田日銀総裁は利上げの判断はトランプ政権の政策と国内企業の賃上げ状況と申しておりましたので、順調なトランプ政権のスタートと、賃上げについても経団連の圧力がかなり露骨に迫っており、昨年以上が期待できますので恐らく利上げはあると思われます。
再三申しております通り、日銀の金融政策が決まれば日米ともにマクロ要因の可視化から落ち着いてまいりますので、来週からの本格的にミクロの決算に焦点が移ります。昨年来のモヤモヤ、大発会からのモヤモヤも徐々に晴れて来るのでは…。
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