米国市場はキング牧師生誕の日で休場ですが、その日にトランプ大統領の就任式が執り行われました。米国市場は景気の堅調なところから利下げの回数は減っているようですが、経済好調な国の株式市場が悪い訳もなく堅調を保っています。
アメリカファーストを唱えるトランプ大統領は、更に米国企業に追い風を吹かす政策を出すと思われ好環境は続きそうです。また、各企業の決算発表も好調な滑り出しで、マグニフィセント7に代表されるハイテク銘柄も、足元22%ほどの増益が予想されております。
東京市場でも今週から決算が始まりますが、トランプ政権の政策を考えると、イーロン・マスク氏が中枢にいますので、自動車関連はどうかと考えてしまいますが、3カ月前からすると円安が進んでおりますので、通期の見通しの増額修正する企業もあるかと思われます。
昨日、ラジオ日経で一目均衡表に詳しい経済変動総研の細田哲生氏の興味深い見解が披露されておりましたので簡単に引用しますが、月足、週足、日足ともにレンジの動きで陰転も陽転もしておりませんで、それはローソク足でも一緒であり先週までは全くのレンジ内の動きでした。
今週に入り転換、3万8732円で陽転としております。細田氏のチャートを並べるわけにもいきませんが、細かい計算式から過去225日の陽線が102日、陰線が123日、陰線が多いにもかかわらずこの水準を維持していることは買いのエネルギーが積み上げられているとの見通しでした。
細田氏の一目均衡表を駆使した独自の分析ですが、非常に興味深く感心しました。正直な相場は、あらゆる事象を織り込んだ上で現在値を形成しているというテクニカル分析の常道ですが参考にされてはと存じます。
現状個別物色が進んでおりますが、今週のトランプ大統領就任と同時に出る政策、日銀政策決定会合、決算発表、全体でもそろそろレンジ抜けが視野に入るか…。
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