米国市場は休場でしたがトランプ大統領の就任式が無事執り行われました。バイデン前大統領を目の前に相変わらずの厚顔さを発揮し、衰退の4年間から米国は黄金の4年間が始まるとし、アメリカファーストを改めて強調しました。
イスラエル・ハマスの停戦を最初の成果と誇り、ロシア・ウクライナの停戦にも意欲を示しましたが、同時期に少々忘れかけていたミャンマーの内戦が、中国の仲裁でミャンマー国軍と武装勢力の間で和平交渉が行われ、18日から停戦で合意したようです。
なぜこの時期だったのか?トランプ大統領の就任に合わせイスラエル・ハマスが停戦、事前にトランプ・習近平会談が行われており、例えばウルトラCのロシア・ウクライナ停戦など、今後世界で起きている点である事象が線で繋がるのかと、いろいろと詮索したくなります。
まあ、一介の庶民が詮索しても始まりませんが、昨日も東京市場はトランプ大統領祝賀ムードから、その後の関税に関する報道で乱高下でした。
朝方はサインされた大統領令に関税対象国が含まれていないことから好感され350円ほど上昇しましたが、21日からカナダ・メキシコの不公平な貿易の調査を開始するとのニュースが流れるとそこから600円ほど売られました。
ただ内容を見ると、値動きのほとんどは先物中心であり、ファストリ、ソフトバンクなど225値嵩株の動きが中心であり、個別銘柄は特別トレンドを崩しておりません。
ここが肝ではないでしょうか。トランプ大統領の政策も徐々にやれる物とやれない物がハッキリして来ますし、更に今週日銀の金融政策も決まります。
だいたいの材料が表に浮上し更に決算も絡んできます。朧気ながらも先の姿が見えて来る時期もそう遠くないのではないでしょうか。トレンド重視の個別材料株の流れは変わりないと思われます。
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