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“株のソムリエ”からの勝ちの連鎖術!

日銀政策決定会合、ミクロの決算発表からのレンジ抜けを期待。

  

米国市場は引き続きソフトバンクグループのAI、データセンター向けの大型投資をきっかけに関連銘柄が買われております。好調な決算発表も続いており、ネットフリックス、PGなどの好決算も追い風となり、SP500は新高値まで買われております。

 

しかしながらソフトバンクの大型投資に早速トランプ大統領側近のイーロン・マスク氏がいちゃもんを付けて来ましたね。巨額投資の参加企業はそれだけの資金力を持たない、ソフトバンクグループも確保している資金は100億ドル(約15700億円)にも満たないと散々です。

 

ある意味この分野で競合するマスク氏が快く思うわけがないとは予想しておりましたが、早速の反応に参加企業のオープンAIのサム・アルトマンCEOは、イーロン・マスク氏はAIの取り組みで競合することから腹を立てているだけではないかと示唆しました。

 

今後の取り組みが興味深いですが、少なくとも米国ではエヌビディア、オラクルはじめAI、データセンター関連銘柄が、日本でも半導体、電線株などが物色されており、株式市場としては好感されております。

 

ただ、東京市場も昨日、日経平均こそ300円からの上昇でありましたが、一昨日買われたものの中には早々に失速している銘柄もあり、同じ関連銘柄でもそこに個別の材料がどう付くかにより選別色を強めているようです。

 

東京市場はマクロ要因の本丸である本日の日銀の金融政策、更には植田日銀総裁の会見が注目であり、先の利上げペースに対する考え方がどう伝えられるかが焦点と思われます。金融株の動きの悪さからは0.25の利上げ後、先の見通しはわりとハト派ではないでしょうか。

 

いずれにしても日銀金融政策決定会合を終えれば、東京市場もミクロの決算発表に注目が移ります。現在の為替の水準からも予想を上回る数字が予想されますので、2月の声が聞こえる頃から個別の物色対象は広がり、レンジ抜けを試すものと思われます。

 

 

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