カレンダー

<   2025年12月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      

アーカイブ

“株のソムリエ”からの勝ちの連鎖術!

値上がり銘柄の数が多いこと、は物色の強さを示します。

  

米国市場は今週のFOMCでの利下げは既に織り込んでいると思われ、注目は同時に発表になるドットプロット(金利予測分布図)に移っております。年明けを見据えFRB内でも利下げに対しての賛否の比率は大いに参考になるところであります。

 

FRBもパウエル議長が最終決定を下しますが理事のメンバーは7人、その他に12の地区連銀から選ばれた5人の総裁で構成されております。ニューヨーク連銀総裁は常に投票権を持ち、他の4名は毎年持ち回りとなります。

 

ニューヨーク連銀のウイリアムズ総裁はパウエル議長と仲がいいとか、組織であれば自然と悪い言い方では派閥的なものも存在し、忖度などもあると聞いております。任期が迫るパウエル議長と、次の可能性の高いハセット国家経済会議委員長では金利についても真逆の見方をしているようなので、仮にパウエル議長に忖度する理事がいれば既にその必要性が薄れる訳です。

 

FOMCでは実際に利下げとなっても、パウエル議長がタカ派の利下げかハト派の利下げか、これも年明けを占う上で重要な部分ですね。更に、FOMC後に雇用統計と消費者物価指数(CPI)が発表されるようなので、雲行きはだいぶ晴れてきそうです。

 

東京市場は既にだいぶ物色対象は広がってきました。昨日も日経平均の引けは90円高でしたが、ザラ場250円安となる場面でも値上がり銘柄が78割と、個別銘柄を買う動きが鮮明で、東京市場の底堅さ、強さを示していると思われます。

 

今週注意すべきはメジャーSQに向けたポジション調整で、裁定買い残も高水準ですので、少々荒れる可能性もあるかと存じます。

 

米国でも今年の利益の達成度合いから既にクリスマス休暇に入っているファンドマネジャーも見られ、東京市場への影響度も少々トーンダウンしているようです。アルゴリズム取引の影響もあり乱高下は避けられませんが、特別個別銘柄の行方を左右するものではありません。

 

 

弊社へのお問い合わせは、お気軽に03-3868-2801までどうぞ