FOMCにて0.75%の利上げが決まり、前月と変わらない上げ幅で3月に0.25%利上げして以来、上げ幅が常に前月を上回っておりましたが、今回初めて横ばいとなりました。恐らく再三申しております通り、ピークアウトを示唆しているかと思われます。
また決算発表も進み、先週GAFAMの決算は出揃いましたが、はっきり言ってあまりよくありません。ほとんどが計画未達であり、悪材料視され一度は売られるのですが、すかさず戻しております。従って、ここでも典型的な「噂で売って事実で買い」の相場格言通りの展開となっているようです。
決算発表の時期は日本でもよく、「こんないい数字なのに何で売られるの?」などという声が聞かれましたが、市場がどう評価するかは蓋を開けてみないと分かりません。ここに至るまでの下げ相場では、決算の数字以上にネガティブに捉えられることが多かったと思いますが、「逆もまた真なり」、いいとこ取りをする時期に入ったのではないでしょうか。
日本でも決算発表が始まり、好決算の船株などは素直に好感しておりますが、計画未達であった「デンソー」や「ルネサスエレクトロニクス」などが今後GAFAMのように材料出尽くしからの見直し買いに動くか注目であります。
さて東京市場は堅調です。弊社では散々売り込まれた半導体株は、底値は見えても現時点での仕込みについては投資効率の点で今一つと考えております。それよりも長く整理した小型株の中でもサプライズ決算、更には先の業績変化率が予想される資本業務提携など、材料で株価の動きは一変するものに資金を投じております。
しばらくはこの投資方針が、一番投資効率がいいと思われますので、今週も材料面でのサプライズ銘柄にシフトしてまいります。
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